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2010-03-17 (Wed)  21:04

『ヘンリー六世』3・16マチネ~ソワレ

会場 :彩の国さいたま芸術劇場
蜷川さんの演出で『ヘンリー六世』
開演13:00で終演は21:30近かったです。

『コースト・オブ・ユートピア』
『ヘンリー六世』@新国立劇場に続いて
演劇トライアスロン!(笑)

通常3時間前後の舞台が普通なので
明らかに長いけど(笑)
マチ・ソワの機会がけっこうあるので
意外と大丈夫な自分。(爆)


『ヘンリー六世』
         第一幕    第二幕   
上川隆也・・・・・ヘンリー六世   ヘンリー六世
大竹しのぶ・・・ジャンヌ・ダルク マーガレット
      /マーガレット
高岡蒼甫・・・・ ーーー     リチャード
池内博之・・・・サフォーク伯爵  サフォーク伯爵
                /ジョージ
長谷川博己・・・シャルル     エドワード
草刈民代・・・・・オーヴェルニュ夫人 グレイ夫人エリザベス 
吉田剛太郎・・・ヨーク公      ヨーク公/リヴァース
瑳川哲朗・・・・・グロスター公爵   肉屋のディック
                /息子を殺した父
たかお鷹・・・ウィンチェスターの司教 枢機卿 
                /アレクサンダーアイデン
                /猟師・兵士
原康義・・・・・トールボット卿    スタフォード/兵士
     /シンコックス/市民  
山本龍二・・・・貴族/トマス    ジャック・ケイド
/猟師/兵士
                /法王の使節
      /ボリングブルック
立石涼子・・・グロスター公爵夫人エリナ 叛徒/乳母
横田栄司・・・ウォリック伯爵   ウォリック伯爵


ここまで書いてもまだ出演者名
半分以下です(笑)

サマセット公爵の星智也さんは、
蜷川芝居で良くお目にかかかる文学座の方
禅さんの出た『ピーターパン』で海賊さん
演っていたので、お名前認識したのですが
このままプログラムから転載していくと
10人以上書かないと出てこない(笑) 

出演者が多く さらに複数の役回りも多い。
人物を見分けるのが大変な演目でした。

ここから、ネタばれを含みますので 
ご注意くださいネ





舞台には白い階段が作られて
降りた部分で繰り広げられるお芝居
階段の上・横
下の舞台の横には開閉するドア。

階段の中ほどから下の一部には
客席が設置されてる~

緞帳は上がったまま
白っぽい舞台に鮮やかな
赤の薔薇?ぽい絵かと思ったら
実は赤い血のりでしょうか

白長靴のおばさんがモップと
雑巾や白い布をもって現れ
赤い血のりをふき取り始めました!

一段落したと思ったら、
いきなり大きな音、
上から肉塊らしきものが
落ちて来る。

これもお掃除するおばさんたち
これも何かの意図・・・・だろうか

繰り返される争いを表しているのかも
しれないけれど
『ヘンリー六世』の長い物語を
6時間に収めるのにさらに時間が
取られるだろうなぁ~

『ヘンリー5世』の死去のシーンから
始まるまでに、かなり時間がかかります。
さらに赤薔薇 白薔薇 白い百合の花が
ポトポト・・・・・と音を立てて
何度も何度も落ちてくる。
そしてそれをお掃除。

お芝居が、中断された気になってしまう~
ヘンリー5世の死後 幼くして王座についた
ヘンリー六世 叔父で摂政のグロスター卿
権力の座を狙い、争う貴族たち
薔薇戦争と言われる、薔薇の摘み取りの
シーンから
サフォーク卿の野心と恋 そして失脚。
ヘンリー六世の苦悩 ロンドン塔幽閉

ヨーク公の反乱、非業の死
その子、エドワードの即位や
グレイ夫人との恋と場を追って
描かれて行く
己の野心のため 兄王に従う
リチャード三世も・・・・

叛徒のジャック・ケイドの存在も
新国立版 立川さんと比べてしまうけど
山本さんが演じるとまた違ったケイドに
なっていて面白い

王妃マーガレットの強さは
半端じゃないし~(笑)
サフォーク卿への執着は、それまでの関係が
あっさりとしか描かれていないので、
ちょっと唐突に思えるかも。

~あなたがいない方が 戦に勝てる!~
とマーガレットにも臣下にも言われて
しまう上川ヘンリー六世は、
前回の舞台 蛮幽鬼の
強いヒーローのイメージが払拭しきれずに
ちょっとだけ違和感が・・・・(笑)


吉田ヨーク公も、瑳川グロスター公も
確かな存在感でそこに居てくれた。

原トール・ボット将軍は・・・
あまり強そうじゃない?(笑)
初めに見た木場さんのトール・ボット像が
鮮烈で、あまりに印象深いので
原さん 分が悪い(爆)

第一部 第二部ともに出演の
横田ウォリック伯は、国王側から
ヨーク公側に裏切り、さらに
国王側に寝返る人物。

あからさまな寝返りは かえって
小気味よく会場からも笑いが漏れます。
熱演でした。

長谷川シャルル
王子っぽい~(笑)
ちょっと冷ややかな視線も
第二部ではエドワード
ヨーク公の三兄弟の兄。
玉座につくが、安息の日は来ない。
クールな印象が残る。


第一部では、流れに乗り切れず
意識が遠のいた時もあったりしたけれど
第二部の方では、集中出来た気がする。

あまり感じなかったとは言っても
長い上演時間だった~
これからしばらくの間は
普通の三時間位の舞台だけでいいや (笑)

でも~もう見ない!と言わないところが
観劇バカの証拠かもネ
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最終更新日 : -0001-11-30

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