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『イリアス』9・15マチネ

だから演劇って面白い!(笑)
いきなりな 書き出しですが・・・

先日 トロイアの女たち
文学座さんの舞台を
観せていただいたばかり

同じ時代を舞台にのせ
トロイアの戦を描く
『イリアス』

ヘクトル カッサンドラ
アンドロマケ・・・と 
同じ登場人物が並ぶのに
『トロイアの女たち』では
奴隷として行く末の定かでない
女たちの嘆き悲しみを
浮き彫りにするが、
こちらの作品は
アキレウスの戦の様を描き
まったく違う趣きを醸す。


殺された戦友パトロクロスの
復讐の鬼と化したアキレウス

イリアス・・・トロイアの詩。
軍神 アキレウスの姿を描く
戦いと言っても客の想像にゆだね
殺陣は少ない

コロスは、その役割どおり
母となり トロイアの街の
子どもとなり 戦士となり
侍女となり・・・・
白い衣装には血がにじんでいる。

出演
アキレウス・・・・・・・・・内野 聖陽
ヘクトル・・・・・・・・・・・池内 博之
オデュッセウス・・・・・高橋 和也
アンドロマケ・・・・・・・馬渕 英俚可
カサンドラ・・・・・・・・・新妻 聖子
パトロクロス・・・・・・・チョウ ソンハ
アガメムノン・・・・・・・木場 勝己
プリアモス・・・・・・・・・平 幹二朗

コロス
初嶺麿代 中川菜緒子 一倉千夏
飯野めぐみ 宇野まり絵
         (敬称略)

内野アキレウス
あのギリシャ風の衣装だと
ガッチリした体躯が目だつかも(笑)
荒々しいアキレウス
戦いを止め、静の時
味方軍の苦戦にも立ち上がることなく
そのため失ってしまった戦友。
復讐に燃えるアキレウスの激しさ


池内ヘクトル
トロイアの為 命を賭けて
戦いに赴くトロイア王の息子、
アキレウスの戦友
パトロクロスを討ち果たすが
アキレウスの怒りを買う。
舞台栄えのする王子です。

高橋オデュッセウス
作戦参謀・・将軍アガメムノンの
身勝手な行動にも動じない強さ。

馬渕アンドロマケ
ヘクトルの妻
ヘクトルが殺され
奴隷として生きてゆく定め。
腕に抱いた子を城壁から投げ落とされ
殺されたと語られるのみ。
このメンバーの中で
少し影が薄くなってしまったかも

新妻カサンドラ
トロイア王の娘
カサンドラはアポロンに愛され
巫女として予言能力を持つとされる
不思議な存在感を感じた
カサンドラ役 新妻さん。
劇中に歌うシーン
透き通った声が響く
この劇に合った歌い方。
黒いドレスもこのこの役に合う

チョウ・パトロクロス
アキレウスの戦友・・・
だが年齢差が見える感じ?
アキレウスよりかなり若いデショ?(笑)
アキレウスの可愛がっている弟分なら
そうかもって思う。
ただ アキレウスのあれほどの嘆きを
あれほどの怒りの元になるような
繋がりがあまり見えない。
亡霊になっての語りで
無理に納得したかも(笑)

木場アガメムノン
戦の旗色が悪くなると
逃げ出そうとしたり
戦利品の取り合いをしたり
なんと信用ならない将軍(笑)

軽妙な役から こうした将軍役まで
雰囲気を変えて演じてくれる。

平プリアモス
老王・・ヘクトルの戦に
一喜一憂、カサンドラの
不吉な予言に耳をふさごうとする
ヘクトルの亡骸を渡して欲しいと
アキレウスに懇願する王
王であり 父であり
その存在感はやはり半端じゃない。

説明調の台詞は少なく
舞台もシンプル
一幕 ちょっと集中力が途切れましたが
2幕に盛り返す(笑)

観る側に、ある部分をゆだねる
作り方なのか
パトルクロスの亡骸
ヘクトルの亡骸
布を亡骸に見立てる

アキレウスに殺される
トロイアの人々も姿はない。
アキレウスの剣を
振るう姿だけ。

ヘクトルの葬儀を許し
11日の休戦に応じた
アキレウスだが・・・
たたずむアキレウスを横に
新妻カサンドラが
後の滅び行くトロイアを語る

リアルな戦いはほとんどなく
想像させる舞台運び。


続けて見た二つのトロイアの物語が
こんなに違う

だから演劇って面白い!
と最初の書き出しになりました。(笑)


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