2010-12-21 (Tue)✎
~第4回響人公演~
『Doubt』
疑いをめぐる寓話
千歳船橋駅に近い
APOCシアターでの公演。
初めて行く小さなホール
案内に従い2Fに上がると
高さのある舞台はなく
ホールの一角に
白塗りの椅子 柵など・・・
周りを取り囲み客席の椅子が
並べられています。
アンウンスの後、暗転・・・・
フリン神父が説教をする。
ひとりの海原に投げ出された
遭難者の心・・・
助かるために見際めた進路
それが日を追うに従って
これで本当に正しいのか?と
芽生える疑い・・・・について。
出演
シスター・アロイシス・・・末次美佐緒
フリン神父・・・・・・・・・・・・・吉原光夫
シスター・ジェームス・・・・谷内愛
生徒ドナルドの母・・・・・・・山崎佳美
セント・ニクラウス・スクール
若いシスターと校長の会話・・
愛情を持って生徒に接するシスターと
その授業方法について
もっと厳しい規律を求める校長。
生徒に人気のあるフリン神父に
ついても話がされる。
フリン神父が黒人生徒の
ドナルドに目をかけ
特別に庇護していると
若いシスターから報告を受けた
アロイシス校長は、
フリン神父が、生徒との許されない
特別な関係を持ったのではないかと
疑いを持つ。
疑いは確信に変わり
疑いと真実!
フリン神父と
アロイシス校長の対立
どちらに非があるのか?
末次・アロイシス校長
黒いシスター服に身を包み
化粧ッ気のない顔
規律に厳しいシスター役
その見事なまでに自信に
満ちた行動は、他を圧倒する。
吉原・フリン神父
人当たりの良い神父
穏やかな話声。
しかしアロイシス校長の
執拗な追求に苛立ち
だれもいない庭先で
鳥の鳴き声に向かい
吐き捨てる
うるさいっ!
穏やかな物言いが
実は仮面なのか?と
思わせる一瞬。
谷内・シスター
新米シスターで
校長を前にしての
オドオドした様子など
一途に真面目なシスターでした。
山崎・ロナルドの母
久し振りの舞台での山崎さん。
ロナルドの母
規律よりも、賢く生きる
方法を選ぶ母を
演じてくれました。
きっちりと仕上げられた
会話をきっちりと
繋いで魅せる舞台、
あれほど確信に近い強さで
フリン神父を追い詰めた
アロイシス校長の
最後の一言
~わからなくなった!~
それは、自らの確信に疑いが
芽生えた瞬間
4人だけの舞台
4人のぶつかり合い
ある意味、役者同志の
戦いを思わせる舞台、
見ていて心地良く感じられます。
疑いを持つ・・・心の闇に
焦点を当てた舞台は、
明るくなれる舞台では
ないけれど 芝居として
引き込まれました。
上演時間は1時間40分と
決して長くはなかった
でも~ 中身は濃いっ!
終演後の出口には
出演はなかった廣瀬彰勇さんも
お客様をお見送りでした。
『Doubt』
疑いをめぐる寓話
千歳船橋駅に近い
APOCシアターでの公演。
初めて行く小さなホール
案内に従い2Fに上がると
高さのある舞台はなく
ホールの一角に
白塗りの椅子 柵など・・・
周りを取り囲み客席の椅子が
並べられています。
アンウンスの後、暗転・・・・
フリン神父が説教をする。
ひとりの海原に投げ出された
遭難者の心・・・
助かるために見際めた進路
それが日を追うに従って
これで本当に正しいのか?と
芽生える疑い・・・・について。
出演
シスター・アロイシス・・・末次美佐緒
フリン神父・・・・・・・・・・・・・吉原光夫
シスター・ジェームス・・・・谷内愛
生徒ドナルドの母・・・・・・・山崎佳美
セント・ニクラウス・スクール
若いシスターと校長の会話・・
愛情を持って生徒に接するシスターと
その授業方法について
もっと厳しい規律を求める校長。
生徒に人気のあるフリン神父に
ついても話がされる。
フリン神父が黒人生徒の
ドナルドに目をかけ
特別に庇護していると
若いシスターから報告を受けた
アロイシス校長は、
フリン神父が、生徒との許されない
特別な関係を持ったのではないかと
疑いを持つ。
疑いは確信に変わり
疑いと真実!
フリン神父と
アロイシス校長の対立
どちらに非があるのか?
末次・アロイシス校長
黒いシスター服に身を包み
化粧ッ気のない顔
規律に厳しいシスター役
その見事なまでに自信に
満ちた行動は、他を圧倒する。
吉原・フリン神父
人当たりの良い神父
穏やかな話声。
しかしアロイシス校長の
執拗な追求に苛立ち
だれもいない庭先で
鳥の鳴き声に向かい
吐き捨てる
うるさいっ!
穏やかな物言いが
実は仮面なのか?と
思わせる一瞬。
谷内・シスター
新米シスターで
校長を前にしての
オドオドした様子など
一途に真面目なシスターでした。
山崎・ロナルドの母
久し振りの舞台での山崎さん。
ロナルドの母
規律よりも、賢く生きる
方法を選ぶ母を
演じてくれました。
きっちりと仕上げられた
会話をきっちりと
繋いで魅せる舞台、
あれほど確信に近い強さで
フリン神父を追い詰めた
アロイシス校長の
最後の一言
~わからなくなった!~
それは、自らの確信に疑いが
芽生えた瞬間
4人だけの舞台
4人のぶつかり合い
ある意味、役者同志の
戦いを思わせる舞台、
見ていて心地良く感じられます。
疑いを持つ・・・心の闇に
焦点を当てた舞台は、
明るくなれる舞台では
ないけれど 芝居として
引き込まれました。
上演時間は1時間40分と
決して長くはなかった
でも~ 中身は濃いっ!
終演後の出口には
出演はなかった廣瀬彰勇さんも
お客様をお見送りでした。
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