現在の閲覧者数: 『鹿鳴館』4.18ソワレ - hatti元気の素 観劇 ミュージカル

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『鹿鳴館』4.18ソワレ

日程的にきついなどと言いながら
しっかり紹介キャンペーンにつられ
来ております(爆)

本日のキャスト
影山悠敏伯爵・・・・・・・・・日下武史
同夫人 朝子・・・・・・・・・ 野村玲子
大徳寺侯爵夫人季子・・ 末次美沙緒
その娘 顕子・・・・・・・・・・ 岡本結花
清原永之輔・・・・・・・・・・・ 広瀬明雄
その息 久雄・・・・・・・・・・ 田邊真也
飛田天骨・・・・・・・・・・・・・ 志村 要(劇団俳優座)
女中頭 草乃・・・・・・・・・ 坂本里咲
宮村陸軍大将夫人・・・・・木村不時子
坂崎男爵夫人・・・・・・・・・中野今日子

きらめく台詞のおりなす
この劇空間 贅沢ですね

下手よりのサブセンターでも中央よりの 
視界をさえぎられない席でした
そして 自由劇場の特性・・舞台が近い!

シュルシュルと幕のあがる音が聞こえて来ます 
 『鹿鳴館』 開幕です

いつも思うことですが、四季の方々の台詞は 
耳に飛び込んで来ます
ときおり とてもわざとらしくて
お稽古じゃありませんから~と言いたい方も
たまにいらっしゃるのですが・・・
鹿鳴館のキャストの方たちは、さすがですね(笑)

影山伯爵(日下)
台詞回しを変えてはいないと思いますが
時折 笑いが起きてました
朝子に夜会に出ると驚かされるシーンなど・・・
あのあたり 心の中の駆け引きが見えてると
笑う所ではないとおもうのですが、
飄々と 日下さんが演じられると
可笑し味も確かにありますね

影山朝子(野村)
小気味の良い台詞回しで、艶やかな朝子です
乱入の壮士相手に・・
 よござんす!って きる啖呵は元気です(笑)
だた 人物像としては 見るごとに納得が
いかなくなるのです
芸妓だったとしても、影山と結婚しながら
子を成した清原だけを
今も愛し続けていると 言い切っている・・・・

大徳寺季子(末次)
この方の演じる夫人はわがままな感じと温かい感じが
微妙にミックスされて素敵な貴族夫人だと・・・
ポット夫人もマコママも好きだし・・・ファンなのよね(笑)

初見キャストは 次のお二方
大徳寺顕子(岡本)
か弱い夢見がちな顕子
濱田さんと似たような印象ですが
この顕子の役自体が あまり印象を
残さない設定かも知れません

飛田天骨(志村)
『異国の丘』で ワトソンを演じていた方でした
ヤクザな雰囲気は伝わります・・・・・
しかし 芝天骨のインパクト強すぎて
後で演じる方々がつらいと思われます(笑)
 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
原作は読んでいません
なので 舞台を見ただけで思った事

劇中 影山は こう言います
~あなたには、なんの後ろ暗い所も
  無いように見える~

結婚して妻とした人が 清原だけを愛していると
言い 久雄に母として名乗りを上げているのに・・
そりゃぁ言いたくもなりますよね~

影山の策略が 悲劇を招いたにしても
根底にあるのは 朝子なのではないか
でも、その朝子は 愛情について語る影山を
切り捨てます
あなたの口から愛情などと言って欲しくない
汚らわしい・・とまで

影山は 
~あなたはまったく私を理解していない~
感情を隠すことが習い性の影山の
搾り出すような一言です

ここでは影山が本心を吐露していますが
朝子に政治の世界こそがふさわしいと
言われ ふっと仮面をかぶるのが
分かるのです(上手いっ!)

そして最後の台詞
~だが私は一生こいつを続けるつもりだよ~

二人の欺瞞 葛藤 起こった悲劇
別れを切り出した朝子・・・

けれど 偽りのワルツを踊り続ける影山のそばには
朝子が共にいる気がします

見る毎に だんだんと影山の心情に近くなる
感覚を覚えますが
もう一度見たら・・・・この舞台
どういう表情をみせるのかちょっと気になります

デモね
「エリザ」祭りを控え とりあえず 打ち止め!(笑)




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