2011-12-18 (Sun)✎
キャラメル・ボックス
『流星ワゴン』
重松清さんの原作から生まれた舞台。
会場 :サンシャイン劇場
38歳 小島孝美(坂口)が
手に取った本
その本の中には自分と同じ・・・
永田一雄・生きるのに疲れた38歳が
~死んじゃってもいいかなぁ~と
公園のベンチで思っていた。
そんな時 永田は、その公園で
橋本親子に出会う
彼らは言う 乗りませんか?
彼らの車…オデッセイに。
この作品に出てくる3組の親子
永田一雄 その父永田忠雄
永田一雄とその息子広樹
橋本義明と健太
3組の親子の心の
繋がり・葛藤を描く。
出演
永田一雄・・・・・・・・阿部丈二
橋本義明・・・・・・・・西川浩幸
橋本健太・・・・・・・・林貴子
永田忠雄・・・・・・・・三浦剛
永田美代子・・・・・・・岡内美喜子
永田広樹・・・・・・・・原田樹里
永田悌子・・・・・・・・大森美紀子
武藤智子・・・・・・・・前田綾
武藤伸之・・・・・・・・菅野良一
橋本仁恵・・・・・・・・岡田さつき
蝶野礼二郎・・・・・・・畑中智行
小島孝美・・・・・・・・坂口理恵
(敬称略)
橋本親子の話
不器用な彼、橋本が
息子とドライブをするために
何度も失敗しながら免許をとり
初ドライブで事故を起こしてしまい
10歳の息子と共に亡くなってしまったのだ。
つまり彼らは…幽霊?(笑)
永田が死んじゃってもいいかなぁと
思ったのは、会社からはリストラ
妻からは離婚を迫られ
息子は引きこもり家庭内暴力
さらに父親は末期のガンで
余命いくばくもないと
医師に告げられていて
夢も希望も、全くない
状況だったのだ。
橋本のオデッセイに乗ると
彼は過去のターニング・ポイントに
戻ることが出来ると言う。
そこに1日だけいられると言う。
やり直しが出来るのか。
あの時こうしていれば
未来がわかっているので
変えようと懸命の一日
けれど・・・
なにも変わらず
繰り返すうちに何かが変わる
最低最悪な毎日でも
それを乗り越えて生きようと
新しい一歩を踏み出す永田一雄。
今度こそ・・何かが変わるかもしれない
既に見てしまった未来じゃないから!
少しだけ明るい兆しの見える
本の中の永田の姿に・・・
本を読んでいた小島孝美
もうオデッセイには乗らなくてもいい。
死んじゃってもいいかなぁ~とは
思わなくなったと本を閉じる!
時間を飛び越える『流星ワゴン』
中に描かれるのは、現代が抱える
家庭内暴力 離婚 リストラ
親子の断絶などの問題。
健太を演じた林さん 元気!(笑)
西川さん 復帰。
阿部さん 普通の38歳を
普通に演じる (笑)
キャラメルさんらしいと思った
この舞台でした。
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