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2012-05-06 (Sun)  22:00

『神戸・はばたきの坂』5・6マチネ

兵庫県立芸術文化センター
プロデュース2012
 『神戸 はばたきの坂』
兵庫県公演を終えて
追加公演の決まった東京へ・・

たった一日
初日にして千穐楽でした。

出演
丹波耕介・・・・・・・・・坂元健児

横手昇三・・・・・・・・・戸井勝海
横手スズ・・・・・・・・・・土居裕子
横手ミチヨ・・・・・・・・彩乃かなみ

平良琉一・・・・・・・・・宮川浩
平良フジ・・・・・・・・・・萬あきら
平良タカ・・・・・・・・・・犬飼このり


北野医師/張・・・・・・照井裕隆

戸波サキ・・・・・・・・・・剣幸
      (敬称略)

コロス
岩崎希 上田悠未 牛島豪
梅澤紗耶 岡野一平 片岡彩乃
喜多村夏実 郡司達也 河野よしみ
児玉彩愛 櫻本麻衣 佐々木穂香
島本紗智 清水瞳 清水美優 
下村唯 Schmok Asia 
杉村由紀子 鈴木務 種市陽介
長野愛梨 沼館美央 原田智子
増田雄 松本崇彰 
森本祥一郎・・(戸波一雄役)
守屋由貴 山内美佐紀 
       (五十音順)

あらすじ
平良一家と横手一家が
国の移住計画に ブラジルへの
移住を決意して
国立神戸移住収容所へと
やってくる

収容所職員の丹波耕介が
温かく迎える
丹波もまた兄がブラジルに渡り
志半ばに帰国叶わず他界したと言う

収容所には北野医師
近くの南京町には
華僑も暮らしていて
ブラジル行きに悩んで
いたスズはひょんな事から
華僑の張に窮地を救われて
~落地生根~の心を聞き
新たに移住の決心をする。

沖縄の漁師の平良一家
青森のお百姓さん
横手一家

それぞれの様々な
思いを重ねて
移住までの最後の
一週間が過ぎて行く。

既にブラジルに移住している
戸波サキは夫に先立たれ
子どもを夫の両親に預けるため
一時帰国。
再びブラジルへ行こうとしていた。

甘い夢に沸き立つ収容所の皆に
厳しい現実を話すが
そのサキもブラジルで生きるしかないと
辛い選択をして旅立ってゆく。

言葉 文化の違い 
自然の過酷さなど、
先人たちの苦労から
少しでも負担を減らそうと
一週間ほどの研修を受け
収容所から海へと続く
はばたきの坂から
多くの人が旅立ってゆくのだ。

舞台はこの二家族と
一人・・サキの抱えた事情に絡め
未来へと歩き出すその日を
描いている。

酒が大好きな平良
明るく陽気な妻 タカ
姉のフジ

頑固な堅物に見える横手
嫋やかな妻 スズ
養女のミチヨ

収容所職員の丹波は、
事務的な対応なのに
とても温もりを感じて・・
伸びやかな歌声を聴くと
ほっとする感じがする。

コミカルなタッチの
平良一家の
ガムシャラな明るさ
宮川さんの歌声が聞けたのも
嬉しい。

皆、くっきりとした立ち位置
当て書きのようになったと
パンフに書いてあるけれど
納得のキャスティング

剣さん・戸波サキ
横手スズの強さとはまた
違った強さを持った女性
大地に足をつけ生き抜く

ミュージカルの舞台経験豊富な
方々が揃って

沖縄 青森の風土っぽい
踊りを生かした
ここは 謝先生だなぁ~と
思えるシーンもあり・・・(笑)
故郷♪ の歌が切ない。

舞台にはほかにも
コーラスやダンスにと
駆け回る若いコロスたち
神戸公演でオーディションで
選ばれたメンバーも頑張る。
東京たった一日公演は惜しい。

初日にして千穐楽という事で
坂元・丹波耕介から一言挨拶が・・

でも~ でも~
「兵庫県立芸術文化センター」が
正しく言えなくて
まわりでヒヤヒヤ(笑)
ご本人からもお詫びがあったり
さらに 言う事を忘れた? 
いえ 覚えてます!とか
カミカミなご挨拶に
皆からクスクス笑いが聞こえてくる
そんなカテコでした。
大きな拍手に包まれて
ブラボーの掛け声もかかった
新宿文化センター 大ホールの
巡り合えて良かったと思える
舞台でした。


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最終更新日 : -0001-11-30

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