2012-08-22 (Wed)✎
彩の国さいたま芸術劇場
シェークスピア・シリーズ第26弾
オールメールです
メインに若手の多い舞台
脇には、蜷川さんの舞台でよくお見かけ
する御馴染みの方々が固めています。
『トロイラスとクレシダ』
出演
トロイラス・・・・・・・・・山本裕典
クレシダ・・・・・・・・・・月川悠貴
アイアス・・・・・・・・・・・細貝圭
パトロクロス・・・・・・・・長田成哉
パリス・・・・・・・・・・・・佐藤祐基
ディオメス・・・・・・・・・塩谷瞬
カサンドラ・・・・・・・・・内田滋
パンタロス・・・・・・・・・小野武彦
序詞役/テルシテス・・たかお鷹
ユリシーズ・・・・・・・・・原康義
アガメムノン・・・・・・・・廣田高志
ヘクトル・・・・・・・・・・・横田栄司
ネストル・・・・・・・・・・・塾一久
アエネアス・・・・・・・・・間宮啓行
メネラオス・・・・・・・・・鈴木豊、
アンテノル/プリアモス
楽師・・・・・・・・・・・・・妹尾正文
カルカス/兵士・・・・・・岡田正
アレクサンドロス/ラッパ手
/兵士/楽師・・・・・・・・福田潔
アンドロマケ/兵士・・・・山下禎啓
ヘレノス/兵士・・・・・・井面猛志
アキレウス・・・・・・・・・星智也、
トロイラスの小姓
/兵士・・・・・・・・・・・・・谷中栄介
ディオメデスの召使
/兵士・・・・・・・・・・・・・尾関陸
デイポボス/兵士・・・・・田中宏樹
(敬称略)
オールメールシリーズ
始めての悲劇。
ひまわりで埋め尽くされた舞台
ひまわりの隙間を縫って役者さんが
動きます。
暗転の間に あっという間に
何もない舞台に変えたり
白い彫像が何体も並ぶシーンも
有ります。
悲劇と言っても
たかおさんのテルシテス役で
ちょっと笑わせる
真っ直ぐなエネルギーで
押してくるパリスやアイアス
受けて立つ横田ヘクトル
カッコ良いですよ~
セリフが通り 届いて来ます。
かなり自由奔放なアキレウス
モヒカンっぽいヘアで
そして ディオメデスの小姓と
二人のほぼヌード!!(爆)
前をひまわりの花で隠す・・・(笑)
こちらもかなり目立つ
トロイの王子
山本トロイアス・・
セリフが届かないの部分があって
ちと残念
ところどころ何をいってるのか
わからんかった。
シェークスピアの
長台詞なので 修飾語の
部分なら わからなくても
意味が通るけど・・(爆)
客席通路を使っての
出入りがとても多い
それも団体で通るのは
ちょっとしたお得感が
あります。 (笑)
月川さん
タイトルロールのクレシダ
内田さん
トロイのカサンドラ
予言能力のある王女
ギリシャのヘレネ
争いの発端となった美女
花組芝居の山下さんは
アンドロマケ役
オールメール
すべて男性が演じます。
月川クレシダは
静かで怜悧なイメージ
内田さんのカサンドラは
意外な役作りでした。
女性っぽくない!(爆)
ギリシャ側は ブルー系
トロイ側は白系の衣装
観客に親切な舞台(笑)
休憩短め 15分
3時間5分の長丁場。
蜷川さんの舞台だと・・普通かぁ~(笑)
カテコ後 トーク・ショーあり
蜷川 山本 月川 お三方の登場。
蜷川さんのご挨拶から
ちょっとした舞台関連の話
客席からの質問に答える形でした
蜷川さんからのダメだしの話や
月川さんとのエピソードなど・・・
山本クン。
風邪を引いてしまい
熱でフラフラになりながらも
稽古場に行った事
大きな舞台、大きな役なので
実力以上の物を求められる
努力して乗り越えて行くしかない
傍でにこやかにうなずく蜷川さんが
印象的。
今の自分に満足してしまっては
そこで成長が止まってしまうから~と
話を引き取って続けます。
横田さんに励まされた話もあったので
横田さんについても
出会いの時の印象を話してました。
月川さんに質問が出ます。
女性を演じるにあたって
研究などしてますか?の
質問には 観察を良くするそうです。
美しくないと思った仕草を
演技の中から消して行くと。
セリフ覚えが遅いので・・と言う
月川さんに
傍で山本クンが うなずく(笑)
気が付いた月川さん
ん?と軽くにらむと
途端にかぶりを振る山本クン
目をそらすと またうなずく(笑)
相性がいいんですと言う
山本さんに
演りにくいンです~と
まぜっかえす月川さん
どっちやネン (笑)
月川さんと山本さんの
かなりの年齢差にビックリしたりと
素の二人の感じもわかり
楽しいひと時を
時計を見ながら仕切る
蜷川さん、
こんな機会も珍しいかも。(笑)
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