新国立劇場 中ホール
時々演じられる舞台が張り出した形のセット
赤茶色の土が一面を覆う舞台です。

干からびた砂漠をイメージさせるかのように
照明で太陽を見せる。
『リチャード3世』
出演
リチャード三世・・・・・・・・・・・・・・・岡本健一
エドワード四世・・・・・・・・・・・・・・・今井朋彦
クラレンス公ジョージ・・・・・・・・・・・前田一世
リッチモンド伯ヘンリー ・・・・・・・・・浦井健治
バッキンガム公・・・・・・・・・・・・・・・木下浩之
ヘースティングズ卿・・・・・・・・・・・・城全能成
スタンリー卿 ・・・・・・・・・・・・・・・立川三貴
騎士ロバート・ブラッケンベリー ・・・・勝部演之
エリザベス ・・・・・・・・・・・・・・・・・・那須佐代子
マーガレット・・・・・・・・・・・・・・・・・中嶋朋子
ヨーク公爵夫人・・・・・・・・・・・・・・・・倉野章子
アン・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・森 万紀
他に 吉村直 青木和宣 小長谷勝彦
清原達之 関戸将志 篠原正志 川辺邦弘
松角洋平 津村雅之 浦野真介 梶原航 (敬称略)
アン エリザベス マーガレットなど
女性達の衣装は ワッカドレス
けれど男性達は現代のスーツ姿に近い感じ
市長は山高帽をかぶり イギリス紳士然としている。
リチャード 黒を基調した皮の衣装
あるシーンではクルスを下げた礼拝服
王位についた時は赤の金飾りのついた
ジャケット、この衣装のイメージで
砂漠と思しき場所でのすべての演技
悪党になりきる?
自分を正当化する天才かも。
けれど岡本リチャードは、ちょっと小粒な気がする
これは古田リチャード三世と
市村リチャード三世を見てしまったから?
演出も違うし 人が違えば
変るのわかっているけれど
何を考えているのかわからない怖さ
これが弱いのかなぁ~
衣装には、時に深く顔を隠したマント姿も
使われるけれど、前王の遺児の暗殺を企て
暗殺者を使うリチャード
この暗殺者 ジーンズ姿だった。
およそ暗殺者らしくない(爆)
そんな中 リッチモンド伯ヘンリー
後のヘンリー7世(浦井)は
金髪で衣装が軍服姿!
ロミジュリの部ベンヴォーリオを
思い起こさせる
セリフの部分 ちょっと弱けれど
希望の星、期待の星
市民の期待を背負い
ばら戦争集結を宣言する姿は
絵になりそうにカッコ良いで~す。
来年秋の再演で
また見られるといいな。
中島さん演じる
マーガレット 恨みつらみを
吐き出す負の女性
不気味な感じが 目に残理ます。
今井さん演じるエドワード、
病の後 御隠れになりますが
黒マント姿で子供役。
エドワードの子や
エリザベスの娘など子供が
すべてこの人形での登場
小さな指人形?ならぬ手人形で
ちょっと大きめなお人形でした。
子どもは他にもシーンごとに
別の方が担当
前田さんも演じてたと
休憩20分で 3時間40分
長丁場の舞台ですが・・
前作『ヘンリー7世』の3部作を
考えれば・・短いっ!(笑)
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最終更新日 : -0001-11-30