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『この命誰のもの』1・20初日


劇団四季 2013年 
2作目はスト・プレです。
生きるとは・・・・?

事故に合い脊髄損傷のため
体の自由をすべて失った早田。

彼に出来るのは考え、話す事だけ、
でも、どんなに考えて
どんな結論を出そうとも
それを自ら行う事は出来ない。

瀕死の重傷の彼を救った
主治医の江間(志村)
研修医 北原(野村)
ベテラン婦長(大橋)や
看護学生(服部) 看護助手(谷部)
彼の事故の保障問題で知り合った
弁護士 森山(斎藤)が
早田に接するが・・・。


早田は、自分の置かれた状況を
冷静に見つめ 
機械的に生かされていても
生きる事にはならない。
誇りを持って生きたいと
退院を願うのだが・・・

看護する者がいなければ
彼は数日で命を終えて
しまうだろう。

前回公演とは
キャストが大きく変わっています。
早田役と江間役のお二人は
続投です。

出演
早田健(患者)・・・・・・・・・・ 味方隆司
シスター朝田(病棟婦長) ・・・大橋伸予
里村恵子(看護学生) ・・・・・・服部ゆう
田原洋介(看護助手)・・・・・・谷部央年
北原真弓
 (担当医 研修医)・・・・・・・・野村玲子
江間隆司
 (集中治療部長主治医)・・・・志村要
権堂令子
 (医療ケース・ワーカー)・・・中野今日子
森山敬二(早田健の弁護士)・斎藤譲
土屋 弘(精神科医) ・・・・・・吉谷昭雄
川路彰彦(早田健の弁護士)・勅使瓦武志
馬場 晃(精神科医 院外)・・星野元信
安藤一郎(病院の弁護士)・・・志村史人
三村判事(裁判長)・・・・・・・・山口嘉三
              (敬称略)

早田役 味方さん。
ベッドの横たわり
実際は立って顔がわかるよう
正面に向き起こされていますが・・(笑)

顔の表情だけで演じ続けます
セリフも膨大。

若い看護婦相手にジョークを飛ばし
看護助手の自由な精神をうらやむ。
研修医との会話も意味が深い。

冷静に自己を分析
人の助けを借りなければ
生きて行けないと承知の上で
生きるために退院を願う。

命が危うくなるとわかっていて
退院は許可出来ないと医師の江間。
治療を希望しないと宣言する早田。

どちらも正論
対立して噛みあう事はない。
研修医の北原も
早田の言葉に悩む。
全員の思いが間違いではない。

尊厳死。
この重いテーマを扱った作品ですが
前回公演と受ける印象が変わりました。
キャストが変わったことも大きいのかな?

特に主治医の江間
前回は医師の立場が絶対!
そんな印象だったのが、
今回は、早田の思いがわからなくもない。
でも立場上は命を失うのがわかる以上
許可出来ないでしょって感じ。
少しだけ逡巡しているのが
感じられた様に思えます。

早田の言う尊厳死を受け止めながらも
命を救う治療をやめる事は
出来ないと主張しているのです。

弁護士の森山
死に向かう事を承知で
江間に早田の意志を伝える
代理人を引き受けるのは
どんな思いだったのでしょう。

病院の一室で開かれた裁判
三村判事(山口)の判決前の溜息・・・

再演なので結末はわかっていても 
思わず息を飲んでしまいます。

最後の最後の結末・・・
忘れてました(笑)

江間の計らいが救いです。
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