現在の閲覧者数: 『楽屋』4・5マチネ - hatti元気の素 観劇 ミュージカル

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『楽屋』4・5マチネ

アーティストカンパニー響人
第9回公演

 『署名人/楽屋』

12時公演で署名人も
あったけれど 15:00公演の
楽屋 と18:00公演の『署名人』観劇。

先ずは順を追って『楽屋』から。

四人の女優による
楽屋での会話から成る『楽屋』

女優 A 末次美紗緒
女優 B 波崎まこ
女優 C 穴田有里
女優 D 遠山さやか (敬称略)
配布されたリーフレットには
なかったので・・ たぶんです。(笑)

そして歌の出演は里アンナさん。

薄暗い楽屋で
出番を控え化粧する女二人

時間に追われるでもなく
会話する二人は
プロンプターとしての経験ばかりで
大きな役には巡り合えなかった事を
思い出語りのように話している。
そこへ現れた若い女
なぜか枕を抱えている。

わたしはカモメ

ニーナの役を演じる女優Cが
楽屋に戻って来ると
体調を崩して入院していた事を
詫びつつ 枕を差出して
自分はすっかり良くなったので
貴方が演じている役を
返して欲しいと言い出す。

若くないあなたが演じ続けるのは
さぞお疲れだろうと。
病院の部屋も予約して来たので
この枕でゆっくり眠りをとるのが
疲れをとる一番の方法だと迫る。

ここまでに 女優たち
『カモメ』や『マクベス』からの
台詞をとうとうとまくし立てます。

女優Cと女優Dのやり取りを
部屋の隅から固唾を飲んで
見守るAとB
実は彼女たち二人は
この楽屋に住みついた幽霊だったのだ。

噛みあわない会話に
かっとなった女優Cは
思わず女優Dの頭を殴る!
ふらふらを枕を抱え出て行く女優D

やがて戻って来た彼女は
女優Aと女優Bに話かけて来る。
ここでもかなり空気を読まずに
辛辣だ。
ニーナ役を演じたいという
思いを抱えたまま
こちらの世界で来てしまった彼女。

女優の本音
舞台への思いを飾らず語らせる本作

幽霊になっても演じ続ける執念と覚悟。

永遠に来ない出番を待ちながら
3人で演じ始める幕切れ

楽しそうですらある。(笑)

演出 キャストが変わると
やはり 作品は色合いがまるで
変わります。

末次さん演じる戦争で顔に傷を負った
幽霊の女優

40歳でかもめのニーナを
執念で演じ続ける女優

プロンプターのまま
女優に思いを残している幽霊女優

そして 心を病みながら妄想で
役を欲しいと願い
命を落とす女優

全般的に大人しいかも。
演じ方の好みかと思いますが
オーソドックス 正攻法で
見せてくれました。


さっ 次は『署名人』だ。




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そうそう 思い出し・・
終演後 シアター出口で 中島しゅうさんを
お見かけしました。
吉原さんが出て来てご挨拶されていました。
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