現在の閲覧者数: 『有馬の家のじごろう』8・25千穐楽 - hatti元気の素 観劇 ミュージカル

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『有馬の家のじごろう』8・25千穐楽

劇団AUNがシェークスピアではない
作品・・・って珍しい。
チラシが配布された時の思いです。
西郷さんらしき顔も見えるし
いったいどんな作品かと

でも調べる事もせずに当日となり、
初見にして千穐楽。(爆)

どんなに良くてもリピート不可。
これがこれ以上 チケットを
増やさない為にはいい手かもしれないと
思い始めています(笑)

『有馬の家のじごろう』

出演
有馬新五郎・・・・・・・・吉田鋼太郎
有馬きく・・・・・・・・・・・森瀬惠未
有馬みつ・・・・・・・・・・長尾歩
有馬新一郎・・・・・・・・長谷川志
有馬伸次・・・・・・・・・・谷田歩
有馬信吾・・・・・・・・・・齋藤慎平

飯山藤八・・・・・・・・・・岩倉弘樹
飯山はつ・・・・・・・・・・工藤品子
飯山藤太・・・・・・・・・・横田栄司(文学座)、
飯山やよい・・・・・・・・千賀由紀子
飯山ちよ・・・・・・・・・・佐々木絵里奈


辺見せん・・・・・・・・・・沢海陽子
辺見栄之進・・・・・・・・前田恭明
辺見ふく・・・・・・・・・・・金子久美子

迫田幸吉・・・・・・・・・・・谷畑聡
迫田幸助・・・・・・・・・・・伊藤大貴
迫田幸平・・・・・・・・・・・寺本晃輔

別府俵左衛門・・・・・・・星和利
別府はる・・・・・・・・・・・坂田周子

松山信吾・・・・・・・・・・北島善紀

桐野利秋・・・・・・・・・・・大塚明夫
郡司幸長・・・・・・・・・・・杉本政志

緒形成朋・・・・・・・・・・飛田修司
政府軍鎮台平・・・・・・・山田隼平

有馬新三郎・・・・・・・・・松本こうせい
有馬藤次郎・・・・・・・・・前田恭明
有馬つね・・・・・・・・・・・工藤晶子
有馬栄吉郎・・・・・・・・・岩倉弘樹
有馬ゆきえ・・・・・・・・・・金子久美子
幸蔵・・・・・・・・・・・・・・星和利
清二・・・・・・・・・・・・・・谷畑聡
益吉・・・・・・・・・・・・・・飛田修二
注太郎・・・・・・・・・・・・山田隼平
伊集院ゆり・・・・・・・・・・林蘭
             (敬称略)


舞台は 有馬亭の一室
広間で ここで婚礼の宴や
不意の来客をもてなしたり
兄弟 親子喧嘩の取っ組み合いが
繰り広げられたりします。

酒を酌み交わし・・時代が変わり
田舎のじごろう(いなかもん)も
戦にかかわる事になってゆく。


舞台上手には床の間の設え
花瓶にアジサイだったかな
紫の花ともう一種

有馬亭の季節が変わると
花も変わってゆく

枯れすすき
真っ赤な椿
薄桃いろの梅もあったかなと
思い返している。

家族のバタバタの時
一瞬からっぽの花瓶の時もありました。

有馬亭を継いだ孫の代
そのシーンでは花瓶はなく
ラジオ?が置いてあった。
意味深ですね~

障子が開け放たたれると庭
雪が降る事もある。

剛太郎さん新五郎
浴びる勢いで酒を飲む
温かい思いに溢れた父
年老いて少し呆けても
昔の事はつじつまが合う。

伸次に向かっての
どなたさん?は物哀しい。
その二人が背中を並べ
酒を酌み交わすシーン
背中を見せ 語り合う親子
心に残るシーンでした。!

有馬亭は 仕出し屋
毎年 イモ焼酎を作る

寝たきりの母
呑み助の父
耳の不自由な長女
責任感の強い長男
引っ込み思案の二男
そして元気者の三男

兄弟と親友の藤太
彼と祝言を挙げるやよい。
みつ ちよ 彼女たちも
必死に生きていたし。

キナ臭い世情の運び人に
桐野と郡司
そして松山。
世は変わり 九州の片田舎にある
有馬亭にも確実にその波は
襲い掛かってくるのだ。

寝たきりだったキクの
旅立ちもきれいな描写

本日の千穐楽公演
なんと最前列が取れていたので
藤太役の横田さん
客席前 舞台下での
兵隊さん姿で行進
銃を構えっ!を目の前で
凄い迫力なんですけど~
ガッシリタイプの横田さん
近すぎて思わず少し身を引いたくらい
近かった。


交わす言葉は薩摩弁
じゃっどんわかりもす。(笑)
芝居を見るうえでの
妨げにはならず
むしろその世界へ引き込む
役目を果たしてくれます。
親と子 惹かれあう若者たち
寝たきりの母
耳の不自由な姉
引っ込み思案の弟
交わす言葉は少なくとも
繋がる絆を見せてくれる。
こういった系統のお話し
大好きです。


剛太郎さん×横田さん
剛太郎さん×谷田さん
剛太郎さん×長谷川さん
ぐっと来るシーンが
たくさんたくさん詰まってる。

桐野・大塚さんと
郡司・杉本さんの絡むシーン
芝居に絶妙な色付け、

笑えるシーンも変に笑ってくださいと
用意されたものでなくて
自然にこぼれて来るのも気持ちいい。
剛太郎さんの上手さが光る。


10分押しで始まったので
終演5時半近くなっていましたが
時間を忘れてました。

惹きこまれたお芝居の時間って
なんて短いのでしょう。

カテコでは剛太郎さんから一言
会場まで足を運んでくれた御礼と
シェークスピア劇じゃなかった理由は
剛太郎さんが 脚本にほれ込んだ!(笑)

次回公演の予告もありました。

うん 楽しみ~♪


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