@世田谷パブリックシアター
東北地方の旧家 『だるま家』
家に残ったおかじは 借金に苦しみ
金策のため南方に出稼ぎに行った
息子は帰らず、娘おしまは子どもを
二人連れて出戻り 酒浸りの毎日。
今にも家を追い出されそうな
そんなある日。
若い時 もめ事を起こし
素行の悪さを村中に知られる
亡くなった夫の妹 おとりが
フィとっ戻ってきた。
見れば 羽振りもよさそうだ。
むかしのことも忘れて
金の無心をする人々まで
出てくる始末、
しかしおかじの憎悪は
おさまるどころではなく
この泥棒鼬!
何の魂胆があって戻ってきた !?
・・・と、けんもほろろの出迎え。
出演
おとり・・・・・・・・・・・鈴木京香
おかじ・・・・・・・・・・白石加代子
萬三郎・・・・・・・・・・高橋克実
おしま・・・・・・・・・・・江口のりこ
喜平・・・・・・・・・・・・赤堀雅秋
山影先生・・・・・・・・山本龍二
古町のかか様・・・・・佐藤直子
伊勢金のおかみ・・・峯村リエ
弥五・・・・・・・・・・・・塚本幸男
子役・・・Wキャスト 2名
古い屋敷 だるま屋の一室
上を見上げると梁が見える
隙あらば金になる事に
喰いつこうという 山影先生や
古町のかか様
伊勢金のおかみも
おとりと渡り合う。
濃密な芝居空間だ。
思う存分 生きたい様に
生きる おとり
強さが正義なのかも知れない。
人の良さから 利用されても
気が付きそうもない萬三郎
老獪で小心物らしい
山影先生もなかなか。(笑)
酒瓶を手放さないおしまの
自堕落さも芝居には
欠かせないだろうと思う
人物たちが 明快で
生き生きと動くお芝居は
大好きです。
芝居は・・あそこで幕!
(見ないとわからない・・よね)
となりましたが、まだまだ
後日談がありそうな終り方です。
鼬~いたち~のタイトルどおり
力強く生き抜くおとり
悪かもしれないけれど
魅力的な女でした。
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最終更新日 : 2014-12-04