2015-08-19 (Wed)✎
シアタークリエ 2公演目の
『貴婦人の訪問』
本日のお席 上手側でした。
プレビューと変わらずなので17日は
書き忘れましたが
クリエ公演出演者
アルフレッド ・・・・・・・・山口祐一郎
クレア・・・・・・・・・・・・・・涼風真世
マチルデ(アルフレッドの妻)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・春野寿美礼
マティアス(市長)・・・・・ 今井清隆
クラウス(校長)・・・・・・・ 石川 禅
ゲルハルト(警察署長)・ 今 拓哉
ヨハネス(牧師)・・・・・・・ 中山 昇
若い時のクレア・・・・・・・・飯野めぐみ
若い時のアルフレッド・・・寺元健一郎
レーナ(子役)・・・・・・・・・ 日浦美菜子
(Wキャスト)
(青木璃乃)
子役ちゃんは確認した訳では
ないのですが 17も今日も
日浦美菜子ちゃんでした。
アンサンブル
岩﨑亜希子 樺島麻美 河合篤子
三木麻衣子 吉田理恵
榎本成志 木内健人 さけもとあきら
武内耕 俵和也 谷口浩久
港幸樹 山名孝幸 (敬称略)
今日の公演
プレビューでも思った
不思議な作品だなぁと言う・・
いろいろな見方の出来る作品と
いうのを再認識しました。
金沢・大阪と公演を重ねて
本当に いろいろな表情を
生み出す舞台になってる。
というか 役者さんがそれを
生み出してるって感じがします。
このカンパニー 凄い!
舞台は 本当に一期一会で
今日の舞台は 復讐劇は根幹で
その上にあってさらに
愛憎劇の色合いが強い。
クレアの中に 哀しみ
春野マチルデの中に
憎しみ
涼風クレア
心の凍えが伝わって来た。
その凍えの中心にいるのが
アルフレッドなんだろうと。
アルフレッドの死によって
さらに死んでしまうのか
新たに歩き始める事が
出来るのか
誰にもわからない。
一方 アルフレッドと家庭を築き
愛を信じていたマチルデが
アルフレッドの一言で
壊れたのが判る
その思いの深さが憎しみに
変わる瞬間が見える。
そして 判定の瞬間までの
マチルデの表情は
クレアに負けないくらい
怖い・・・
愛憎劇の側面を大きく感じた
今日の公演でした。
町の人々が泡のような
豊かさに溺れて
アルフレッドを追い詰めてゆく
理不尽さや数の正義の怖さも
少ないアンサンブルさん
がっちりと支えている。
若き日のクレアと
アルフレッドの歌声も
涼風クレアと祐さまアルフと
歌いつぐシーンも何時までも
聞いていたくなります。
祐さまアルフレッド
舞台の中のアルフレッドは
責められても仕方のない男だけど
クレアの人生を狂わせた男。
でもクレア・マチルデに あれだけ
愛され憎まれた男
体現してくれる祐さまアルフレッドです。
時効だけれど罪を償えと
迫る市長と警察署長も
金に目がくらみ友情を捨てた男たち
ヨハネス牧師までが・・
中山牧師さまも
良心を捨てている事に
理由を見つけ正当化。
そんな役まわりがきっちりと見えるし。
禅・校長の怒り
苛立ち・哀しみ 諦め
自分を偽善者と責め
酒に逃げても 酔う事はない。
歩みはフラフラでも 心は酔ってない
殺されるぞ アルフレッド♪
このセリフだけ 急に太い声。
素面の声。
地獄の門が開くゾ~♪と歌う校長先生は
舞台セットの影になりながら
高台の袖に捌けて行きますが
自分が自分でないような
歩き方だったように見えた。
きっといいことがあるよ♪
レーナの言葉に希望を
持つ事も出来ず・・
そうあったらいいと祈るだけの
校長の最後の良心が
きっと胸に挿し続けた
レーナから渡された白い花
良心を捨てて 質のよいジャケット姿に
身を整えた校長の胸に挿された花は
既に萎れている。
逝ってしまったアルフレッドの胸に
そっと置く。
町は 潤うけれど
舞い飛ぶ金を受け取った人々に
幸せは・・きっと来ないだろう。
そんな結末が思い浮かぶ。
物語の核はしっかりと舞台を支えてる。
そうそう この作品 ミュージカル!
歌について・・何も書いてないけれど
芝居と同じように 歌も舞台の核ですが
それも しっかり じっくりと 面白くて。
声が苦手 とか
あのシーンになるとちょっと~~と
言う事がなくて ストレスフリー(笑)
アンサンブルさんたちの
影コーに至るまで 好みです。
救いのないお話・・
でも舞台の上に 歌い
演じるというエネルギーが満ちている。
こんな舞台が大好きです。
だから~
明日は マチネソワレ 両方見ちゃうゾ(爆)
『貴婦人の訪問』
本日のお席 上手側でした。
プレビューと変わらずなので17日は
書き忘れましたが
クリエ公演出演者
アルフレッド ・・・・・・・・山口祐一郎
クレア・・・・・・・・・・・・・・涼風真世
マチルデ(アルフレッドの妻)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・春野寿美礼
マティアス(市長)・・・・・ 今井清隆
クラウス(校長)・・・・・・・ 石川 禅
ゲルハルト(警察署長)・ 今 拓哉
ヨハネス(牧師)・・・・・・・ 中山 昇
若い時のクレア・・・・・・・・飯野めぐみ
若い時のアルフレッド・・・寺元健一郎
レーナ(子役)・・・・・・・・・ 日浦美菜子
(Wキャスト)
(青木璃乃)
子役ちゃんは確認した訳では
ないのですが 17も今日も
日浦美菜子ちゃんでした。
アンサンブル
岩﨑亜希子 樺島麻美 河合篤子
三木麻衣子 吉田理恵
榎本成志 木内健人 さけもとあきら
武内耕 俵和也 谷口浩久
港幸樹 山名孝幸 (敬称略)
今日の公演
プレビューでも思った
不思議な作品だなぁと言う・・
いろいろな見方の出来る作品と
いうのを再認識しました。
金沢・大阪と公演を重ねて
本当に いろいろな表情を
生み出す舞台になってる。
というか 役者さんがそれを
生み出してるって感じがします。
このカンパニー 凄い!
舞台は 本当に一期一会で
今日の舞台は 復讐劇は根幹で
その上にあってさらに
愛憎劇の色合いが強い。
クレアの中に 哀しみ
春野マチルデの中に
憎しみ
涼風クレア
心の凍えが伝わって来た。
その凍えの中心にいるのが
アルフレッドなんだろうと。
アルフレッドの死によって
さらに死んでしまうのか
新たに歩き始める事が
出来るのか
誰にもわからない。
一方 アルフレッドと家庭を築き
愛を信じていたマチルデが
アルフレッドの一言で
壊れたのが判る
その思いの深さが憎しみに
変わる瞬間が見える。
そして 判定の瞬間までの
マチルデの表情は
クレアに負けないくらい
怖い・・・
愛憎劇の側面を大きく感じた
今日の公演でした。
町の人々が泡のような
豊かさに溺れて
アルフレッドを追い詰めてゆく
理不尽さや数の正義の怖さも
少ないアンサンブルさん
がっちりと支えている。
若き日のクレアと
アルフレッドの歌声も
涼風クレアと祐さまアルフと
歌いつぐシーンも何時までも
聞いていたくなります。
祐さまアルフレッド
舞台の中のアルフレッドは
責められても仕方のない男だけど
クレアの人生を狂わせた男。
でもクレア・マチルデに あれだけ
愛され憎まれた男
体現してくれる祐さまアルフレッドです。
時効だけれど罪を償えと
迫る市長と警察署長も
金に目がくらみ友情を捨てた男たち
ヨハネス牧師までが・・
中山牧師さまも
良心を捨てている事に
理由を見つけ正当化。
そんな役まわりがきっちりと見えるし。
禅・校長の怒り
苛立ち・哀しみ 諦め
自分を偽善者と責め
酒に逃げても 酔う事はない。
歩みはフラフラでも 心は酔ってない
殺されるぞ アルフレッド♪
このセリフだけ 急に太い声。
素面の声。
地獄の門が開くゾ~♪と歌う校長先生は
舞台セットの影になりながら
高台の袖に捌けて行きますが
自分が自分でないような
歩き方だったように見えた。
きっといいことがあるよ♪
レーナの言葉に希望を
持つ事も出来ず・・
そうあったらいいと祈るだけの
校長の最後の良心が
きっと胸に挿し続けた
レーナから渡された白い花
良心を捨てて 質のよいジャケット姿に
身を整えた校長の胸に挿された花は
既に萎れている。
逝ってしまったアルフレッドの胸に
そっと置く。
町は 潤うけれど
舞い飛ぶ金を受け取った人々に
幸せは・・きっと来ないだろう。
そんな結末が思い浮かぶ。
物語の核はしっかりと舞台を支えてる。
そうそう この作品 ミュージカル!
歌について・・何も書いてないけれど
芝居と同じように 歌も舞台の核ですが
それも しっかり じっくりと 面白くて。
声が苦手 とか
あのシーンになるとちょっと~~と
言う事がなくて ストレスフリー(笑)
アンサンブルさんたちの
影コーに至るまで 好みです。
救いのないお話・・
でも舞台の上に 歌い
演じるというエネルギーが満ちている。
こんな舞台が大好きです。
だから~
明日は マチネソワレ 両方見ちゃうゾ(爆)
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