現在の閲覧者数: 『紙屋町さくらホテル』7・23ソワレ - hatti元気の素 観劇 ミュージカル

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『紙屋町さくらホテル』7・23ソワレ

某所でチケの動向みていたら
最前列のほぼセンターが出てた!
という事で 座席確認してからの
追加ポチっとな。

声の届き難かった前回と
比べ いろいろクリアになり
細かいキャストさんの表情の変化も
さらにチェック出来て
気持ちは前のめり
最前席なのにね~(笑)

終戦直前の話
天皇陛下のご決断が
遅れた為に招いた同胞の死
その責任を自らにあると
自分を責める者

明日の命の不安に
怯えながらも
今をどう生きたらいいのか?
芝居への情熱で
自らの足で立つ力を得て
生きて行く者

教師として戦地で命を落とした
教え子の意志を繋ぐという
生き方を選んだ男
相島さん演じる言語学者
林のこれまでの言動から
林の嘘を見ぬいている
その種明かしのシーンも見事
教え子の遺品
手帳を大切に読み上げる場は
目が離せない。


アメリカ移民団の中で
異国の地で生を受け
日本人の両親から生まれても
アメリカ国籍
故にどちらの国からも
敵性外国人と 居場所のない者

その従妹で 戦争未亡人の正子は
強く明るく生きている。

陸軍大佐から 今はGHQに籍をおき
権力の陰で 生き延びる者
林と申します♪と歌い出し
さくら隊にもぐりこむが
じつは針生が本名。
鋭い眼光 動きが
さくら隊には機敏すぎます。

職務に忠実で朴訥な特高刑事
正子とのやり取りが微笑ましい。
正子役は伊勢さんの得意キャラに見える。(笑)

高橋さん演じる俳優
演劇への情熱で生きる熱い男。
歌声がよく響く。

わざと外して歌う立川さんも
大変そうだなぁ
ミュージカル『1789』で
見たばかりだよ~(笑)

それぞれの人生を背負った
登場人物たちが 
このホテルに集まった。

あり得ないメンバーで作った
移動演劇隊 「さくら隊」
たった一日の慰問公演 
『無法松の一生』の場
わずか3日で仕上げるという
強引さ

演劇などにうつつを抜かして
入る場合ではないと言う
軍事体制下。
舞台は成功を収める

打ち上げの酒を辞して
一人 場を去った長谷川清。


明るい蒼空の背景のした
暗転の舞台
原爆投下を示唆し幕が下りる。


井上さんの作品は
細かく練り込まれていて
引き込まれる事が多い。
そして 2回見たからこそ 
わかる事もある。
慌ててハンカチを
出したシーンも
前回とは別のシーンだった。


過去公演の別キャストも
見たくなる作品でした。
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