『炎 ～アンサンディ～』3・16マチネ

　　＠シアタートラム
キャパの少ない
この劇場での上演が似合う作品と思う。



出演
ナワル・・・・・・・・・・・・・・麻実れい　
ジャンヌ・・・・・・・・・・・・・栗田桃子　
シモン・・・・・・・・・・・・・・小柳友
エルミル・・・・・・・・・・・・中嶋しゅう
アントワーヌ・・・・・・・・・・中村彰男　
サウダ・・・・・・・・・・・・・・那須佐代子　　
ニハッド・・・・・・・・・・・・・岡本健一
　　　　　　（敬称略）

他にも登場する人物は
全部　兼役で
上の　出演者が顔を出す。
墓守　ガイド役　
長老・アブデサマド
ボクシング・コーチ・ラルフ


ワハブ役は岡本さん
ナジーラ役は栗田さん
この辺はすぐわかったけど・・

エルハーム　　兵士
シャンセディーヌ
マラク・・・誰が誰やら
パンフを見るとマラクって
岡村さんだ（笑）
中村さん　いったい何役やってた？

舞台セットはシンプルで
イス　舞台上に作られた穴
こんなところから登場がある。

ナワルの数奇な人生

黙して語らず　
亡くなったナワル

娘のジャンヌは
母の人生を追う旅を
生きる

息子のシモンは兄を探す旅を。

母の願いは
残した手紙を　
父を兄二人に渡す事。


役者さんの力で魅せてくれる舞台
テーマは重く　暗く・・・

舞台上の時系列は　
自在に変化し。
モントリオール
中東の今を　行ったり来たり。


麻実さんは　１４歳から６５歳まで
ひとりで演じる。

栗田さん演じるジャンヌ
母の願いに突き動かされ
父を追う　母の手紙を渡す
それだけのために。

公証人役・中嶋さん　やはり上手いっ！
想像するしかない世界と
観客を　繋いでくれるような感覚。

この世界に引き込んでくれるのは
役者さんの力なのだろう。

岡本さん演じるニハッド
一歩引いた立ち位置のように感じた?
幾つもの役を演じていたなぁ。

観ていて苦しくなる
そんな舞台。

3時間20分　　


上演時間も長いけれど
引き込まれ　見入ってしまい
疲労が残った。