現在の閲覧者数: 『ワーニャ伯父さん』12・19マチネ - hatti元気の素 観劇 ミュージカル

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『ワーニャ伯父さん』12・19マチネ

かもめ 桜の園 三人姉妹などを
拝見する機会はありましたが
『ワーニャ伯父さん』は初めて。
@新国立劇場 小劇場
10864.jpg


『かもめ』『桜の園』などから
ある家族の 一時期を淡々と描く
そんな印象が強いのですが
『ワーニャ伯父さん』も
ちょっと複雑な家族環境の
人々の話でした。


出演

ワーニャ・・・・・・・・・・・・段田安則
エレーナ・・・・・・・・・・・ 宮沢りえ
ソーニャ・・・・・・・・・・・・ 黒木華
セレブリャーコフ・・・・・・ 山崎一
アーストロフ・・・・・・・・・ 横田栄司
マリーナ(乳母)・・・・・・水野あや
下男・・・・・・・・・・・・・・ 遠山俊也
ヴォイニーツカヤ夫人・・ 立石涼子
テレーギン・・・・・・・・・・ 小野武彦


ギター演奏 : 伏見蛍
(敬称略)

客席下手前 の位置
スポットが当たったと思ったら
ギターの伏見さんでした。

亡くなった妹の娘・ソーニャと暮らし
家を守り続けてきたワーニャ
妹の旦那セレブリャーコフに
送金を続けて来た。


暮らしに困ったそのセレブリャーコフが
若い後妻をつれ
なくなった妻の実家
この家に逗留すると言う。
ソーニャにとっては父。

段田さんの ワーニャ
とても純朴で重苦しい(爆)
なのに エレーナに惹かれて
自分を抑えられない。

愚痴のオンパレード
そんな長台詞

横田さんが
演じるアーストロフ
魅力的!
ソーニャに恋され
エレーナにも 誘惑され?
美味しい役どころ(笑)


後妻のエレーナ 都会暮らしに
慣れた彼女は もう この暮らしに
退屈しているのか、
つかみどころのない人物

ワーニャ家を
ひっかきまわして
去ってゆく。
チェーホフ作と言うので
ある程度 予想は出来ましたが・・・(笑)

義兄たちが 家に来た事で
何かが壊れて行く。

ソーニャが 6年間も
想いを寄せていた
アーストロフは
エレーナに惹かれ
ワーニャもエレーナに惹かれ

田舎暮らしに飽き
金にも困ってきたセレブリャーコフは
ソーニャ所有のこの家を
売りに出そうと提案してきた。

家を出てそこに行けと?
25年間 家を守り 苦労をしたのは
なんのためだったのか?
憤るワーニャ


昨日の『謎の変奏曲』でも
銃声が聞こえたけれど
こちらも銃声が!


事件の後
セレブリャーコフたちは出てゆき
自然の中の暮らしが
戻ってきた。

もうアーストロフは
訪ねて来ないだろう
確実に時は過ぎて
ワーニャ ソーニャの
時間は戻ってこないが、
明日に向かって
生きて行かなければと
立ちつくす ソーニャ。

強いな ソーニャ

そう思えたラスト
うん チェーホフ作品だな (笑)





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