現在の閲覧者数: 『父と暮せば』6・11マチネ - hatti元気の素 観劇 ミュージカル

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『父と暮せば』6・11マチネ


キャスト 会場
共に変わった
『父と暮らせば』です。
16025.jpg


箱はかわったけれど
二人の住む家は
あのあばら家、
俳優座劇場へお引越し。

隙間から稲光が目を指します。
雷に震えながら
仕事から駆け込んで帰る娘、
押し入れで こっちこっちと
手招きをする父・・・・。



出演
福吉竹造・・・・・・・・山崎一
福吉美津江・・・・・・伊勢佳世
(敬称略)


前回とかなり雰囲気の違う親子(笑)

広島弁の会話がまだ
ちょっと馴染んでないのかも。

再演で拝見してきた
辻・竹造 と 栗田・美津江の
イメージが個人的に がっちり
出来てしまっていたので
新キャスト はやはり新鮮です。

伊勢・美津江は、けっこう
今風な雰囲気がする。

山崎・竹造・・
幽霊なんだけど(笑)

図書館に勤める美津江は
広島原爆の 被爆者

あれ以来・・・・
幸せになってはいけんのじゃ
その思いを拭うことが出来ない。

生きているのが申し訳ない。
身近な人の死を見つめ
後悔ばかりが残る。

そんな娘を心配して
姿を見せた父

おったん?
ごく自然に受け入れる娘がいる。

幽霊だけど 風呂を沸かしたり
じゃこ味噌を作ったりする父 (笑)

親子の会話だけで 成り立っている舞台
広島弁の長セリフから

娘の幸せを願う父の願い
父を救えなかった娘の思い

生きると言う事
原爆は 多くの人の
命を奪ったばかりでなく
生き残った人にも
大きな傷を残したと・・・・。

16024.jpg


語り継いで行かなければと
思うそんな舞台。

新キャストになって
すこし作品の色が
すこしだけ明るくなったような

そんな 気もした
『父と暮らせば』でした。









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