現在の閲覧者数: 『コリオレイナス』1.27マチネ - hatti元気の素 観劇 ミュージカル

hatti元気の素 観劇 ミュージカル

石川禅さん応援中! hattiの元気の素、舞台観劇日記です。

Top Page › その他 演劇 › 『コリオレイナス』1.27マチネ
2007-01-27 (Sat)  21:20

『コリオレイナス』1.27マチネ

彩の国芸術劇場にやって来ました
本日は『コリオレイナス』です

キャスト
ケイアス・マーシアス・コリオレイナス
・・唐沢寿明
ヴォラムニア・・・・・・・・・・・白石加代子
タラス・オーフィディアス・・勝村政信
ヴァージリア・・・・・・・・・・・香寿たつき
メニーニアス・アグリッパ・・・吉田鋼太郎
シシニアス・ヴェリュークス・・瑳川哲朗

コミニアス・・・・・・・・・・・・・原 康義
タイタス・ラーシアス・・大友龍太郎
ジューニアス・・・・・・・・・・手塚秀彰
元老院議員・・・・・・・・・・・・小田豊
市民・元老院議員他・・・・・冨岡 弘
市民・兵士・ローマ人他・・大川浩樹
市民・兵士・・・・・・・・・・・・・・・小林正寛
市民 元元老院議員他・・・高瀬哲朗
ヴィレリア・・・・・・・・・・・・・・高橋礼恵
市民・兵士・召使い・・・・・・・・・樋浦 勉
ナイケイナー・市民・使者他・・・鈴木 豊
警補官・市民副官他・・・・・・・清家栄一
召使い・市民・兵士他・・・・・塚本幸男
共謀者 市民 兵士他・・・・新川將人
共謀者・市民・元元老院議員他・・二反田雅澄
元元老院議員・市民/
兵士ラッパ手・・・・・・・・・・・・・・・・福田 潔
使者・市民・召使・兵士・・・・・・・・・井面猛志
使者・召使い・市民・兵士・・・・・・・篠原正志
歩哨・市民・兵士他・・・・・・・・・・・・鍛冶直人
元元老院議員(ローマ・ヴォルサイ)・・高山春夫
元元老院議員・貴族・・・・・・・・・・北川勝博
伝令・市民・元元老院議員・共謀者・・・星 智也
市民・兵士・ローマ人・・・・・・・・・・・・KAI
エイドリアン・市民・貴族・・・・・・・・田村真
まだ幾名かの方が出演!
子役さんがWキャスト
幼いマーシアス 前橋聖丈・桐山和已



以下ネタばれ・なので・ 折りたたみま~す

舞台前面の鏡・・・
観客写っています
この演出・・以前もあったような気が(笑)

鏡から一転 紗幕が透けるように
舞台の照明が変化します
基本は大階段 迫力の殺陣もあります 
宝塚のような大きさ・・もっと大きい?(笑)

ここを上手く使ってます
階段の上部分には幾重ものふすまを思わせるセット
蓮の花の上の釈迦を思わせる婦人像の物
水墨画のようなイメージの物
を書いたような物
い扉を書いた物
今、思い返すと四重だったかな?
阿修羅像を思わせる立像も使われています

衣装では、僧侶の墨染めの衣を
彷彿とさせるものが使われるシーンがあります
ご婦人方の衣装も 独特なもの
和のテーストが、上手く取り入れられています

唐沢コリオレイナス
母譲りの激しい気性・不器用・傲慢
生き方に迷いがないようでいて孤独
母の掌から飛び出せないような絆
真っ直ぐに見据える 強いまなざしも
勇猛な将軍でした

白石ヴォラムニア
良くも悪くも、強い母です
豪胆、思い切りの良さ
ふすま絵?に描かれている婦人と
オーバーラップしてきます
女傑と言った母親・・・上手いっ!

勝村オーフィディアス
敵の将軍・ライバル
複雑な思いは、劇中 おおきく
揺れ動く・・・
屈折した心の揺れが感じられました

香寿ヴァージリア
しとやかな婦人役
さめざめと無くシーンが多い(笑)
台詞量もさほどでは無く
物足りなさを感じますが、この役どころは
そんな設定なのでしょう

吉田メニーニアス
友として追放されるコリアレイナスを
救おうと最後まで尽力するが叶わず、
復讐の鬼と化したコリオレイナスに
つめたくあしらわれるシーン
退場時の
乾いた笑いとも・・・
嘆きとも・・・
呻きとも・・・つかない声が耳に残ります

瑳川シシニアス
民衆の先頭に立って コリオレイナス追放を
遂げるが、復讐のコリオレイナスに攻め入られ
事の大きさに慌てふためく役どころ・護民官
重厚な身分ある役回りなどが合いますが
今回は民衆の代表者 一味違う色合いを
感じました

そして、おっと思ったのが、昨年の夏
『ピーターパン』の舞台で、海賊ジェークス役だった
星智也さん あちこちとご活躍でした
お~~きいので直ぐわかるんです(笑)

悲劇の将軍
鋼のような意思を、心ならずも折らなければ
ならない時・・・・・・子どもに一瞬返ったかのような
母に縋るシーンが印象的
そして、ラストまで一気に魅せてくれます

友情・親子・夫婦の情が、さりげなく・・・・
セットの阿修羅像やら、経文を書いたらしき
襖絵も禅問答なのか?
和を強く意識したと感じられる舞台
しっかり蜷川ワールドでした!

関連記事

最終更新日 : -0001-11-30

Comment







管理者にだけ表示を許可