現在の閲覧者数: 『母と暮せば』 10・20マチネ - hatti元気の素 観劇 ミュージカル

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『母と暮せば』 10・20マチネ

@紀伊國屋ホール
17852.jpg



出演 :

福原伸子・・・・富田靖子
福原浩二・・・・松下洸平
(敬称略)

昭和23年8月
長崎市郊外の高台に建つ
一軒家。

長崎! 浦上天主堂
一人 夕食の支度をして
写真に話掛ける母、

2階からの階段に
そっと姿を現す息子

親子の会話で これまでの
いきさつが 明らかになって来る。

原爆で すでに亡くなっていた息子
姿を現したのは・・ 母を思うから。

助産婦だった母
長崎原爆投下
原爆症に怯え
助産婦だった過去も
語ろうとしない。

『母と暮らせば』は
実は、息子が幽霊なのだ。

ふと姿を見せ 母との会話に
浩二の幼い頃の思い出やら
医学部に入り 兵役が免除されて
いたため 学校内で原爆に遭った事
母の 助産婦になるまでの経過や
原爆投下後の様々な出来事から
母のこれまでの生きて来た道。

二人だけのお芝居だけど
お二人の呼吸ぴったり。

美人のお母さん
息子の自慢の母。

そしてリアルな どこにでも
いそうな 息子
優しくて ちょっとやんちゃで
優秀で母想い。
いいとこばかリ・・
亡くなっちゃってるけど。

松下くん 声がよく通る!


息子のリクエストに応え
米のない米びつから
お握りを握る母
かなり大きい~(笑)

幽霊なので ホントの食事は
出来ない息子は
真似事で握る 母の握りを
本当に美味しそうに 頬張る。
味噌汁も・・・。

おばあちゃん直伝のお握り
何度も練習したお握り
息子の大好きだった
お握り、

そして 祖母からは
助産婦としての技術も学び、
命を生み出す手伝いをして
来た母の手

語るの躊躇していた
祖母の手の話も・・。
やけどを負っても
手を切り落とさないで。
手だけは残してと祈った
祖母の 残酷な結末も
語られるが
深刻なだけじゃないのが
井上さんのホン。
(・・と思い込んだけれど
コメントで教えていただき
パンフを確認したら本作は
畑澤さん作でした (汗)


クスっと笑えるシーンも
ちゃんとあって・・・

息子の恋人
母とともに 浩二を探し続け
探し続けて 諦め生きて来た
新しい幸せをつかもうとしている。

それを見守る浩二に
本心を言わせて、

それでも 生きている人が
幸せにならなくてはいけない。

原爆症に負けそうになり
病院に行くのを拒み
弱音を吐いた母が
息子の恋人だった彼女の
生み出す新しい命を
取り上げようと決意するまで
息子は 姿を見せていた。

でも 見えなくなってからも
いつだって母さんのそばに
いるんだよ・・と
階段の上から 優しい
まなざしで覗きこんでいたが
浩二のその姿が、
滲んでしまって よく見えなかった。

二人で 正座して
顔を見合い・・・微笑んで
お客様に丁寧なお辞儀を
する お二人の姿も
まだ 滲んでました。


休憩なしの一時間30分くらい?
アッという間。

こちらが目に入り・・
タイムテーブル 撮るのを
忘れました (笑)

17853.jpg


とても いい舞台だった!
CSで 放送は嬉しい


放送日が 今から待ち遠しい。
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* by BEE
私もそう思いましたが、これって、井上さんの作品じゃないんですよねー。
映画から舞台にしたみたい。2人芝居だからか、映画と違う結末ですね。

* by hatti
本当だ! パンフを確認したら 作:畑澤さんとありました。
『父と暮らせば』と対比するような印象で
てっきり 思い込み!
記事も 訂正しないと。(爆)

コメント






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私もそう思いましたが、これって、井上さんの作品じゃないんですよねー。
映画から舞台にしたみたい。2人芝居だからか、映画と違う結末ですね。
2018-10-20 * BEE [ 編集 ]

本当だ! パンフを確認したら 作:畑澤さんとありました。
『父と暮らせば』と対比するような印象で
てっきり 思い込み!
記事も 訂正しないと。(爆)
2018-10-20 * hatti [ 編集 ]