『生命売ります』１２・５マチネ

＠サンシャイン劇場



三島作品
『豊穣の海』とは
かけ離れた作品
でも 人生観・・などは
確かに三島作品だと
感じることが出来る

命を売り物にする
変な男のお話です。
自殺に失敗したから・・って
命を売ろうと思うなんて
普通思わないんじゃないかなぁ？

出演
コピーライター
羽仁男・・・・・・・・・・・・・東啓介　
薫・・・・・・・・・・・・・・・・上村海成　
玲子・・・・・・・・・・・・・・馬渕英里何　
るり子・・・・・・・・・・・・・莉奈　
吸血鬼の女・・・・・・・・樹里咲穂　
図書の女・・・・・・・・・・家納ジュンコ

玲子の父/外国人・・・・・・市川しんぺー　
玲子の母/おばちゃん・・・平田敦子　
娘・・・・・・・・・・・・・・・・・・川上友里　
外国人・・・・・・・・・・・・・・町田水城　
警官・・・・・・・・・・・・・・・・ノゾエ征爾　
デッサンの男・・・・・・・・・不破万作　
謎の老人・・・・・・・・・・・温水洋一
（敬称略）


個性豊かな俳優陣！
お初にお目にかかる
キャストさんもいらっしゃいます。

市川さん 平田さん
インパクト 抜群です。

『MARYGOLD』や『マタ・ハリ』で
拝見した 東さん
メインの 命を売る男、
だいぶイメージの変わった役どころ

樹里さんは 吸血鬼役とは
思いませんでしたが 出てくると
すぐ 樹里さんだと わかります（笑）

馬渕さんも
化けてる～（笑）

家納さん キャラメルボックスの
舞台でお目にかかって
いるのに
あまりのキャラの違いに
分からなかった～

温水さん
ちょっと行っちゃってる
お役かも（笑）


どうにも こうにも
変な人ばかり出て来ますから

２Ｆ建てのセット
部屋のドアが 一階にも
二階にも並びます。

下手サイドには
二階から降りて来る階段

一階が ちょっと変わっていて
ドアから伸びる通路が高く
客席に向かって伸び

間の低い部分が舞台の床
言葉では 伝え憎いセット

高い部分を
飛び石のようにお
渡ったり 下に降りたりと
役者さんたちの動きが
なかなか面白い。

命を買いたいと現れる人
みんな変なんですが～

それぞれの命の捉え方が
ありそう

これこれ こういう事を
して欲しい
実行すると命はないかも
しれない

しかし 命を奪う筈の人が
また変人で‥（笑）

図書の女、
人の愛は、どこで生まれるのか
答えはないまま


命の代金を受け取っても・・・
売った生命
買主は好きに使っていいんですから
その命を落としてしまったら？

代金は‥‥
自分の死後
命の買主に
条件をつけて
返したり

三島文学の中では
異質っぽい 本作

でも人生観ななど
確かにと思うところがあって・・

休憩なしの２時間１５分
このあたりも いい感じ（笑）