『スリル・ミー』12・17マチネ

＠東京芸術劇場 シアターイースト





今回のシアターイースト公演は
二組の ”私と彼”
まずはこちらのキャストから




出演
私・・・・・・・・・成 河
彼・・・・・・・・・福士誠治
（敬称略）





キャスト二人のこの舞台は
キャパの小さい劇場での
濃密な空間が似合う気がしますが
チケット戦線 激化・・（笑）
なんとか2回ずつのチケットを
捕獲出来た中の一公演。
新しいコンビの日です。

仮釈放審議会のシーン
何故 何故 この犯罪を犯したのか？
”私”は”彼”と犯した罪について
語りだす。
スリルを味わいたかった？

年老いた”私”の回想から
ピアノ一本に乗せ
若い二人の交流
犯罪を起こす過程・・・
成河”私” 入り込みすぎなくらい
歌も台詞で 絶叫に近いところも。
対する 福士”彼”は少し醒めた印象

二人のテンションに温度差を
感じますが・・・

ニーチェに傾倒する
”彼”のクールさはあるけど、
尊大さがちょっと控えめかな？
もちろん台詞は尊大！（笑）
舞台が進んでいく内
舞台では、テンションが上がって
来たみたいなのに 入り込めなくなって来た。

この演目 演者による
人物像の変化が面白いから
いろいろ見たくなるけど
人を選ぶ役。
二人のキャスティング とても重要。

超人 圧倒的な優越感を持つ彼
犯罪≠殺人は
『罪と罰』にも通じるところがあり・・

ラスト近くの逆転では
意識のあり方が まるで違った
方向へと向かいます。
”彼”に翻弄されていた筈の

愛のために”私”が 手にした結末。

違った人生もあったはずの”私”



入場してすぐ グッズ売り場に
行列し パンフと ミニ・チャーム

この時点で チャームの数は
かなり少なくなってた。
終演後はもう買えなかったかも。