2019-02-13 (Wed)✎

@シアターイースト
出演
アンドレ・・・・・・・・・・・・・・橋爪功
アンヌ・・・・・・・・・・・・・・・若村麻由美
女・・・・・・・・・・・・・・・・・・壮一帆
ローラ・・・・・・・・・・・・・・・太田緑ロランス
男:・・・・・・・・・・・・・・・・・吉見一豊
ピエール・・・・・・・・・・・・・今井朋彦
(敬称略)
物語
父 アンドレ 娘 アンヌ
二人の会話を中心に
時間軸が行ったり来たり・・・
アンドレから見た娘
家族から見たアンドレ
大切にしてきた時計は
彼の中で刻み続けるが
その時間が 不確かになって来る。
過去の記憶を辿っても
先に進めない
現実がおぼろ気になり
人の顏と名前の認識が
曖昧になり
何度も話したでしょ?
分かってる?
辛そうな娘の言葉
介護にやとわれた
ローラを アンヌの妹に似ている
アンヌと違い
自分を慕ってくれたと話す
アンドレは ローラに
昔は ダンサーだったのだと
タップの振りを
してみせる。
(事故で・・・と話に出て来るだけの
妹を ほめちぎるアンドレ
実際に面倒を見てくれている
アンヌには怒ったり
記憶にない事を言われ
落ち込んだり 片意地を張ったり。
娘の夫に 見知らぬ他人が
そこにいると驚き
娘まで 別人に見える時がある
娘の夫もイラつき
ついにはブチ切れる
看護婦には
子ども扱いされての怒り
壮さんの役 女、
アンナになったり
ローラになったり
マルチーヌだったか
看護婦さんになったり
アンドレの記憶の中の
女で いくつもの顏、
黒いエナメル・トレンチ
コートの壮さんが
橋爪さんを見下ろすと (爆)
怯える橋爪アンドレが・・。
吉見さんも 男
あるシーンでは
ピエールになったり
次のシーンで
オリヴィエになったり
老いのため
失われてゆく記憶に
誰も為す術がない。
父の記憶と現実を
行ったり来たりの
静かな暗転による
場面転換での
一時間 50分

バミリの小さいかすかな
光が目に残る。
橋爪アンドレの細かい
役の描写に クスっと笑わされ
泣かされながら
やり切れない思いが
襲って来る
ひとり暮らしの時のアンドレ
家族とともに過ごしたアンドレ
施設に入ったアンドレ
家に帰りたいと泣いた
アンドレの 家とは
ひとり暮らしたアパルトマンか
娘とともに暮らした部屋か
もっと幼い頃の
親と暮らした家なのだろうか。
看護婦に腕を取られ
散歩に連れ出される
アンドレの力なく小股に
歩く後ろ姿で幕。
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