『首切り王子と愚かな女』 6・25 マチネ

＠PARCO劇場

外から直に乗れるエレベーターで
一気に 8Fまで 行くことが出来ます
エレベーター前にて



感染防止対策のため エレベーターの
乗車人員も制限をかけて
基本の靴底汚れ落としマット
検温 自己モギリも 徹底
手指消毒 パンフ販売も
出来るなら 非接触の
電子マネーにも対応している徹底ぶり

ロビー 客席ともに
会話の抑止ボードも
マスク着用お願いと
いっしょに掲示され
スタッフさんも 客席内
掲示して回ります

本日は 周りの方々の
会話が気になる事も なく
開演前 静か過ぎるほど。

舞台セットはと見ると
ちょっと様子が違う

アクリルボードで
仕切られた
鏡前のようなスペースが
三方を取り囲んでいるのです

その奥の舞台袖というか
裏方になる一まで 見渡せます

キャストが 三々五々 現れては
そのブースに 座っていく。

ブース内 なぜか 一つずつ
置いてある ティッシュ・ボックスに
小さな明かり。

そのまま セリフを言い始めた
キャストさんもいて・・

奥からすっと立ち位置に
入ったのは 伊藤さん

はいッっと片手を挙げ
まるで 体操演技でも
始める時のようだった。

首切り王子役は 井上クン
歌は封印・・と思ったら
スキャットのよう

美しいメロデイを聞かせて
くれるシーンは 用意されて
いました

首切り王子
あれは 首切らされ王子
双子では無いけれど
普通の生まれではなく
捨てられ王子としての
教育もなく

王位を継ぐと目されていた
兄王子が 病に倒れると
王家に連れ戻され
謀反人などに 次々と
首切りを宣言し 殺してゆく

そこで 出会った
自殺願望の少女？

死を覚悟している
少女を 生きるよう願い
城へ連れ帰る
深い考えもなしに。

彼女は やむなく下働きとして
働き始めるが・・・

城には 王子と
結婚をしたい 王女や
家臣も それぞれの
考えを持ったものが
彼女出迎えた。


母である女王は
兄王のことしか 考えて
いない。

出演者
トル王子・・・・・…・ 井上芳雄　
ヴィリ・・・・・・・・・・・伊藤沙莉

兵士長ツトム・・・・・高橋 努　
王女ナリコ・・・・・入山法子　
近衛騎士リーガン・太田緑ロランス　
大臣ドーヤネン・・・石田佳央　
兵士ロキ・・・・・・・・和田琢磨
従者ドバン 他・・・・小磯聡一朗　
侍女１ 他・・・・・・・・柴田美波　
兵士１ 他・・・・・・・・林 大貴　
魔術師他・・・・・・・・BOW　
バル王 傭兵 他・・・益田恭平　
侍女２ 他・・・・・・・ 吉田萌美
　　　
永久女王デン・・・・若村麻由美
(敬称略)


時代設定は ちょっと古そうだ（笑）
雪深く 太陽からも遠く離れて
暗い王国…とパンフにある

アリスのハートの女王のように
首をはねよ！と言い続ける王子

こちらは 大きな斧が
振り下ろされ バタバタと
人が倒れてゆく

唯一 海に沈み 命を
断とうとした少女は
助けたが・・

蓬莱さんの脚本らしい
セリフが 並ぶ（笑）

現代 まんまの言い合いも
繰り広げられるのだ

木枠を組み上げただけの
高い場所での演技

役者さんは 三方をアクリル版に
囲まれた鏡前のような
場所に スタン張ってて
そこから台詞を発する事もある

盆の上にセットを移動して
盆は人力で回してみたり

舞台袖の部分は
いつの間にか黒い幕で
覆われて見たり休憩後は
まだ 黒幕が開け放たれて
いたり 自由自在？（笑）
乗馬シーンに使われる馬
木の馬だ！（笑）




こんな 舞台袖と舞台上の
線引を曖昧にした舞台
蜷川さんの作品で見たような感じと
思い返していた。

そう気になる事をひとつだけ・・
魔術師が・・黒いマントの下
足元をみると スニーカー？！が
目に飛び込んで来て
現実に戻されたような・・
ヴィリのクツもスニーカーだったなあ
高低差のある舞台セット
動くにはいいのかもしれないが・・・
世界観にそぐわない感じで
気になったけれど全体的に
ちょっと変わった印象を持つ演出で
・・面白いといえば面白い。

万人に受けるかといえば
疑問は残けれど・・
自分の中では一風変わった
作品として記憶に残るかもしれない。

カテコ ストプでは珍しい
スタンデｲング

すぐに規制退場のアナウンスに
消されてしまい

皆様 おとなしく 着席され
ご自身の席列のアナウンスを待つ！